口腔カンジダ症とは

口腔カンジダ症(oralcandidiasis、こうくうカンジダしょう)は、口腔内で発生するカンジダ(主にCadidaalbicans)による感染症である。鵞口瘡(がこうそう)とも呼ばれる。ほとんどは新生児の時期に基礎疾患をもたない生理反応として生じる。周囲の炎症症状を欠く淡雪状白苔を付着した偽膜性病変を特徴とする。ただし成人でも免疫不全やステロイド治療、抗生物質の不適切な長期使用、STD(性行為感染症)でも生じることがある。その場合、粘膜の糜爛(びらん)・浅い潰瘍も併発し難治性のことが多く、歯肉炎や他の上部消化器管カンジダ症の併発なども考えられる。また、HIV感染症や血液疾患では免疫力低下のために口腔だけでなく咽頭・食道のカンジダ症も併発する。口腔内の常在菌であるカンジダの日和見感染による。常在菌であるため、健康な人の場合発症することはほぼ無いが、口腔内環境といった局所的因子の他に何らかの基礎疾患(血液疾患、AIDSといった免疫不全症、糖尿病など)や、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、免疫抑制剤や抗菌薬の投薬治療を受けているといった全身的因子による発症がみられる。
update:2009年08月26日